伊藤雅雪11回TKOで東洋王座V2 来年の世界挑戦希望

 「ボクシング・東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチ」(28日、後楽園ホール)

 王者・伊藤雅雪(25)=伴流=が同級15位のアーニー・サンチェス(24)=フィリピン=を11回1分32秒TKOで下し、2度目の防衛に成功した。

 立ち上がりから鋭いジャブで試合を支配し、一方的な展開に持ち込んだ。タフなサンチェスから最後までダウンを奪うことはできなかったが、11回は左ボディーから上へのコンビネーションで、レフェリーストップを呼び込んだ。

 しかし、試合後は「よくない試合でした。効いている場面は何度もあったのに、もっとまとめ方を準備しておくべきだった。もっと圧倒できた」と、終盤まで粘らせた点を反省した。

 昨年11月に発症した右手首のじん帯損傷で、昨年12月以来7カ月ぶりの試合だったが「右拳に打撲的な痛みはあるけど、手首は大丈夫」と安どの表情。右手が使えない間に鍛えた左も「ジャブが使えるとペースを握れるし、左ボディーも精度が上がった」と手応え十分。

 年内はもう1試合行う予定で「世界に行けると思っている。尾川君(堅一=帝拳)でも、リッキーでも(内藤律樹=E&Jカシアス)、外国人でも、サバイバルマッチをやって、できれば来年にも挑戦したい」と希望した。団大路伴流ジム会長は「きょうの内容ではまだまだちょっと…」と厳しい評価。次戦こそ、自他共に納得いく内容を示すしかない。

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