内藤初V IWGPヘビー級王座に照準
「プロレス・新日本」(12日、マエダアリーナ)
内藤哲也がニュージャパンカップ初優勝を飾り、IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカへの挑戦を決めた。準決勝で矢野通を一蹴した内藤は、難敵マイケル・エルガンを破って勝ち上がった後藤と激突。後藤の雪崩式牛殺しなどの荒技に何度も追い詰められたが、最後はラリアットをかわしてデスティーノで仕留めた。
優勝者は4月10日の東京・両国国技館でIWGPヘビー級、同インターコンチネンタル、NEVER無差別級のいずれかの王座に挑戦できる権利を得るが、内藤はオカダを選択し、かねてからの主張通りに「オレはオレのタイミングで挑戦する」と両国での挑戦を拒否。だが、リングに現れたオカダに「内藤さん、びびんなよ。両国でオレに挑戦してこい」と要求されると、「チャンピオンのリクエストなら、お望み取りやってやるよ」と受け入れた。
インタビュールームでは「王者は出ていない、優勝者は両国で挑戦、これは挑戦者決定トーナメントだって。ニュージャパンカップて言ってんだから、それなりの特権が欲しいよね」と大会への疑問を投げかけながらも、「そんなに両国でオレにベルトを渡したいか。しょうがねえな。きっちりもらってやるよ」と不敵に王座奪取を宣言した。
