木村“商社マン戦法”で初防衛だ

 「ボクシング・WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ」(3月4日、島津アリーナ京都)

 初防衛戦に臨む木村悠が25日、都内のジムで練習を公開した。サウスポーのロペスを想定し、同門の左相手に2ラウンドのスパーリング、ミット打ちなど約2時間汗を流した。

 スパーリングでは、キレのいいジャブと力強いワンツーを見せつけ、ミットはボディーを軸に打ち込んだ。「(パンチが)力強くなった手応えはあります。サウスポー相手なので、前に出るレバーは狙いどころ。ボディーで崩していいパンチを当てたい」と話した。

 とはいえ、戦術は展開次第で変えていくという。そこに商社マンとして培った経験を生かしていく。

 「営業では、先方によって応対を変えなければならない。それをボクシングに応用しています。試合はリングの上の商談。調整も試合が決まってから逆算してスケジュールをつくります。仕事で納期に間に合わせるのと同じですね。今回は3月4日が納期です」と、商社マンボクサーならではの調整ぶりを明かした。

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