RENA総合もツヨカワ!美女対決制す
「格闘技・RIZIN」(31日、さいたまスーパーアリーナ)
シュートボクシングの“絶対女王”RENA(24)=シーザージム=が欧州女子キックボクシング界の新星イリアーナ・ヴァレンティーノ(27)=イタリア=を飛びつき腕十字固め(アームバー)で下し、総合格闘技デビュー戦を白星で飾った。RENAはリーチで勝るヴァレンティーノの打撃に苦しんだが、投げと寝技で主導権を握り、最後は関節技で勝負を決めた。
RENAが日本対イタリアの美女対決に勝利。地上波放送が復活した総合格闘技の大舞台で“ツヨカワ女子”をアピールした。シュートボクシング界で4年間無敗。強さと美しさを兼ね備え、高い人気を誇る絶対女王が新たな戦いの場を求めて総合格闘技に参戦し、関節技で初陣星をもぎ取った。
序盤はモデル業もこなすヴァレンティーノの長い手足を生かした打撃にてこずったRENA。11月に痛めた左手が完治しておらず、最初に左フックを放った時に再び痛める不運も重なった。
それでも、得意の首投げや蹴りをつかむなどしてペースをつかみ、2回にグラウンドから両者が立ち上がった直後に右腕に飛びついて絞め上げ、一本勝ち。試合後は「飛びつき腕十字をしたいと言っていたら、本当にできちゃった」と喜んだ。
今後の総合継続参戦については「このままやめてもいいし、私の気持ちとしては、まだやってもいい。のびしろがあるんじゃないかって。2つの気持ちがあって、何とも答えられない感じですね」と未定。大みそかを締めた美人格闘家は「3日に大阪の実家に帰るぐらい。あとは友達が来るので初詣に行って、わいわいしたいな」と、普通の女子のお正月を過ごす。