潮崎2年11カ月ぶりノアで北宮に完勝

 「プロレス・ノア」(26日、後楽園ホール)

 9月いっぱいで全日本プロレスを退団し、古巣・ノアに戦場を求めた潮崎豪が26日、方舟マットで12年12月24日(対石森太二)以来2年11カ月ぶりの試合を行い、若手の北宮光洋をゴーフラッシャーからの豪腕ラリアートでねじ伏せた。

 12年限りで秋山準(現全日本社長)らとノアを離脱した“出戻り”の潮崎にはこの日もブーイングと声援が交錯。10月4日以来、1カ月半ぶりの実戦に“ガウンなし、黒いショートタイツのみ”で「一から出直しのつもりで」入場した潮崎の強烈な逆水平チョップに、ノアファンからどよめきも起こった。また、潮崎を鈴木軍に勧誘中の鈴木みのるが花道に陣取って観戦。潮崎と鈴木が視線を交わす場面もあった。

 試合後、潮崎は「新しい力の彼(北宮)がノアでやってきた気持ちを刻みつけられた。思った以上にきつかった」と相手を称賛。鈴木に対しては「オレは鈴木軍に入るつもりはないし。鈴木と組むつもりもない。このノアのリングで1人で一から乗り込んできた。誰かと組んでとか、どこかに入ってと言う気持ちはない」と明言した。

 今後は12月9日・ディファ有明大会でクワイエット・ストーム、10日の大阪ではモハメドヨネ、11日・名古屋では斎藤彰俊、23日・大田区ではマイバッハ谷口とシングル戦が待つ。潮崎は「次はクワイエット・ストーム。初めてで楽しみだけど、負けるつもりでこのリングに来たつもりはない。どの試合も全力で勝ちを取りに行く」と力を込めた。

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