八重樫3回KO勝ち 次は世界戦か
「ボクシング10回戦」(20日、後楽園ホール)
元2階級制覇王者の八重樫東(大橋)が三度目の世界王座への手応えをつかんだ。3回、ワンツーで放った右ストレートでサイド・サイド(インドネシア)をなぎ倒した。
パンチの応酬を想定していたが、相手は待ちのボクシング。終始プレッシャーをかけたが「パンチのキャッチボールがしたかった」と、快勝も喜び半分。次の世界戦を見据えた試合だったからだ。
すでに大橋会長には「ライトフライでやりたい」と伝えている。昨年暮れ、WBC世界同級王座決定戦で、ペドロ・ゲバラ(メキシコ)に7回KO負けしたクラスで3階級制覇を目指す。
大橋会長は「失敗した階級だからやめておけと言ったけど本人はライトフライがベストという。ジムの功労者だし好きなようにやらせる」と、12月に大舞台を用意する。
