竹中が衝撃TKO戴冠 喜び爆発

 「東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ」(10日、後楽園ホール)

 衝撃のTKO勝ちだ。挑戦者の竹中良(30)=三迫=が王者ビンビン・ルフィーノ(33)=フィリピン=を5回KOで破り、念願の王座を獲得。喜びに両腕を突き上げた。

 5回58秒、東側ロープ際で王者をとらえると、強烈な右ストレートがさく裂。あおむけに倒れたルフィーノは動かない。レフェリーはカウントすることなくTKOを宣告した。

 序盤から一方的な試合運びだった。2回、左右のボディーで王者の動きを止め、強烈な右ストレートで最初のダウンを奪った。その後も上下に攻めの手を休めなかった。

 昨年10月、天笠尚(山上)に挑戦し、最終12回に逆転KO負けした悔しさは忘れない。「毎日必死でした。うれしいです」と、最高の笑顔を見せた。

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