“力道山の孫”力が記録ずくめの戴冠

 「東京愚連隊」(15日、新宿FACE)

 力道山を祖父に持つ力(33)が、父・百田光雄(66)とのコンビで望月成晃&佐藤光留を破り、東京インターコンチネンタルタッグ王座を奪取した。祖父も得意にしていたバックドロップを力が放ち、百田がもう1発たたみかけて佐藤をフォールした。

 記録ずくめの戴冠となった。日本マット異例の親子王者で、13年12月デビューの力はタイトル初挑戦での戴冠、百田は89年の世界ジュニア以来の王座で66歳10カ月の高齢戴冠だ。さらに、インターヘビーなどを獲得した力道山から数えて3世代の王者となった。

 百田から「彼の自信につながると思う」と言葉を送られた力は、「祖父から父、自分と3世代でベルトを取れたのはうれしい。ベルトの巻き方が分からず、ずれ落ちた」と照れ笑いした。祖父が眠る東京・池上本門寺には近く報告に行く。

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