斎藤6年間の思いを胸に運命のリングへ

 「三沢光晴メモリアルナイト」(13日、広島グリーンアリーナ)

 リング禍で死去したノアの三沢光晴さん(享年46)の七回忌追悼大会「三沢光晴メモリアルナイト2015」が、命日の13日に亡くなった広島グリーンアリーナで開催される。生涯最終試合で、最後にバックドロップを放った斎藤彰俊(49)がこのほど、ディファ有明で収録された日テレジータス(G+)の特別番組「三沢光晴七回忌メモリアルナイト弔辞」で、6年間の思いを天国に語りかけた。

 毎朝お経を上げ、かばんには三沢さんの写真を入れるなど、一日たりとも、あの日を忘れることはなかった。遺影の前で一礼した斎藤の口からは、6年間の思いがせきを切ったようにあふれ出た。

 「三沢社長、大変申し訳ありませんでした。最後のバックドロップは鮮明に覚えています。投げるときに急に重くなって…」

 尊敬する恩人のまさかの死。それも自分の技によって-。翌日の試合まで一睡もせずに引退も考えたが、出した答えはプロレスラーとしてすべてを受け止めることだった。

 非難や中傷も受けながらリングに立ち続ける斎藤の背中を押したのも、天国の三沢さんだった。事故から1カ月後、三沢さんが生前、「もしもリングで自分に何かあったら」と知人に託していたメッセージを伝え聞いた。「願ってなくても避けられない運命がある」。それを読んだ斎藤は「決断は間違いじゃなかった」と奮起。3カ月後にはバックドロップも解禁している。

 一度は退団したが、昨年の命日に再入団。「七回忌をノア所属として迎えるのは運命。あの日のまま、ノアの斎藤彰俊としてリングに上がります。これまで自分自身を消していたが、いつまでも喪に服している場合じゃない。また一つ扉を開けて恩返ししないと」

 ファンにとっても、斎藤自身にとっても、再び方舟をこぎ出す大会になる。

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