内藤と伊藤が前日計量 ともに勝利確信
「日本スーパーフェザー級タイトルマッチ」(9日、後楽園ホール)
日本スーパーフェザー級タイトルマッチの前日計量が8日、都内で行われ、3度目の防衛に臨む内藤律樹(23)=E&Jカシアス=はリミットいっぱいの58・97キロ、王座初挑戦の同級1位・伊藤雅雪(24)=伴流=は58・8キロでクリアした。
先にはかりに乗り、わずかにオーバーした内藤は「プロになって初めて」と全裸での再計量でクリアした。それでも「ジムで計ってきたし、ガムをかんでツバを吐けばクリアできる程度です」と落ち着いた様子だった。
この一戦を日本タイトルの卒業戦と位置づけ「いい勝ち方をして次(東洋太平洋王座戦)に行ければ」と話した。「パワーよりスピード勝負になるでしょうが、技術で差が出ると思う。スピードに技術を加えたものを見せたい」と試合をイメージする。
一方の伊藤は内藤について「筋肉が大きくなって、スイッチが入っている感じがする」と警戒しながらも「自信がある。倒すイメージがある」とKO勝利での王座獲得に闘志をむき出した。
計量を終えた2人は「スパゲティを食べます」(内藤)、「良くないかもしれないけど、いつものように会長と焼き肉を食べます。カルビですね」と笑顔を見せた。
内藤は11戦全勝(5KO)、伊藤は16勝(KO)1分と、ともに無敗。日本で層の厚いスーパーフェザー級屈指の好カードを制し、内山高志(ワタナベ)、三浦隆司(帝拳)の両世界王者に続く権利を手にするのは王者か、挑戦者か。
