「IGF」(13日、福岡国際センター)
橋本大地(22)が、所属デビュー戦で藤田和之(43)に142秒で玉砕した。11日が05年に急死した父・橋本真也さんの命日だったが、天国に勝利の報告はできなかった。
父の付け人だった先輩の顔面に強烈なキックを2発見舞ったが、ニールキックをたたき落とされて形勢逆転。後頭部を踏みつけられ、パワーボムで圧殺された。藤田から「(父の遺伝子を)感じなかった」と突き放され、試合を見た父の元パートナー・小川直也(46)も「線が細い。オレや藤田とやるのはまだ厳しい」と辛口採点。すごみを味わった“破壊王子”は「少しずつレベルを上げたい」と唇をかんだ。