向井“石の拳”で奪冠や 名城が太鼓判
「WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(11月15日、ウボンラチャタニ)
挑戦者の向井寛史が21日、大阪市内の所属ジムで練習を公開した。同門で元WBA世界スーパーフライ級王者の名城信男と4ラウンドのスパーリングを実施。名城を苦しめた“石の拳”で王座奪取を狙う。
敵地タイで判定になれば不利。確実に勝利するためにはKOが求められる。KO勝利は1度しかない向井だが、サンドバッグを破壊したこともあり、パンチ力がないわけではない。「着々と倒す準備はできている。痛いパンチを打てたら」と思い描いた。
激しく打ち合った名城は「石の拳。普通はヘッドギアをしてたら効かないけど、頭から指先までしびれた」と、お墨付きを与えた。負傷引き分けに終わった世界初挑戦から2年。今度こそチャンスをつかむ。

