三好“4度目の正直”初戴冠に喜び爆発
「東洋太平洋女子バンタム級タイトルマッチ」(27日、とどろきアリーナ)
タイトル奪取に燃えた三好喜美佳(川崎新田)が、2‐1の判定勝ちで初王座に就いた。
両者にとって4度目の対戦。過去は東郷理代(アルファ)が2勝1分けとリードしているだけに、三好が試合開始から果敢に攻め込んだ。東郷も前進してくる相手を左右のカウンターで迎え撃つ。接近戦での激しい攻防が繰り広げられた。
東郷が左ジャブ、右ストレートで有効打を決めれば、三好もアグレッシブな攻めを続け、ほぼ互角のまま終盤へ。東郷のパンチを浴びて顔面をはらしながらも、三好はしぶとく前に出て積極的に仕掛けて、8回のフルラウンドを戦い切った。
ジャッジの採点は77‐75、77‐76、75‐77とわずかの差により、2‐1で三好が判定勝ち。「何度も効いたパンチがあったけど、皆さんの応援で耐えることができた。次はこんなに顔をはらさないように、もっともっと練習します」と、喜びを爆発させた。
