和毅25連勝「世界しか見えていない」

 「ボクシング10回戦」(19日、サンメッセ香川)

 3兄弟世界王者へGOサインや!!ボクシングの亀田3兄弟の三男でWBC世界バンタム級4位・和毅(21)=亀田=が東洋太平洋同級2位モニコ・ラウレンテ(28)=フィリピン=に3‐0の判定勝ち。戦績を25勝(15KO)無敗とした。12月上旬のWBC総会で和毅の試合を計画しているメキシコ人プロモーター、ペペ・ゴメス氏の前でアピールに成功した。

 判定でも収穫は大きかった。和毅は、攻守とも粘り強いラウレンテを攻めきれなかったものの、ボディー攻めを中心に主導権を握り続け、危なげない勝利を収めた。

 「今日は倒しにいくんじゃなくて、長いラウンドを戦って試したいことを試せた」と手応え十分。「世界しか見えていない。チャンスがあれば年内でも」と、3兄弟世界王者へ目を輝かせた。

 興毅も弟の成長に目を細めた。「今までの和毅の中で一番。最後まで体勢が崩れなかったし、スピードも落ちなかった」と評価。世界挑戦にも「ええ感じやね」と、太鼓判を押した。

 この日は、12月上旬にメキシコのカンクンで行われるWBC総会の興行で和毅の試合を計画するメキシコ人プロモーターのペペ・ゴメス氏も視察し、「将来のアメリカとメキシコのスーパースターが、きょう生まれた」と大絶賛。「総会の興行でスターの地位を確立してラスベガスへ進出させたい。狙う王座はWBCのスーパーバンタム級」と明言した。20日の会見で“亀田家の最終兵器”お披露目計画が明かされる。

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