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王者・佐藤が母校凱旋“やんちゃ”詫びる

凱旋報告を終え、会場を後にする佐藤洋太
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凱旋報告を終え、会場を後にする佐藤洋太

 WBC世界スーパーフライ級王者・佐藤洋太が7日、盛岡市にある母校の盛岡南高で凱旋報告会を行った。約800人の全校生徒を前にしたスピーチでは、東北学院大中退後に入れ墨を入れたことなど“本音”を展開。最後は「自分の価値観を貫いてほしい」と、変則ボクサーらしいメッセージを送った。

 高校時代は茶髪にピアス、自転車を盗んで停学にもなった。3年間担任を務めた藤島努教諭からは「ボクシングで成功しても認めない」と言われた。スポーツで好成績を収めた生徒に関して、校舎に掲げられるはずの垂れ幕が、佐藤は国体3位に入ってもかけられなかった。

 藤島教諭も転勤先から訪問。佐藤は「ご迷惑をおかけしました。悔しさを反骨心にしたから今がある。感謝しています」と頭を下げると、藤島教諭は「人間形成のため」と真意を打ち明け、笑顔で握手を交わした。今回、校舎には世界奪取を伝える垂れ幕もかけられていた。

 佐藤はロペスとの初防衛戦(7月8日、横浜文化体育館)の先に大きな夢を描く。「4団体(WBC、WBA、WBO、IBF)全部統一して、岩手で興行をしたい」と宣言。金平会長も「今度は(WBA同級王者)テーパリットとできる環境を整えたい」と意欲を見せた。

(2012年5月8日)
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