【競馬】天皇賞春・浮上するのはこの馬

 土曜京都競馬の芝コースは朝から良馬場。内回りコースは3レース、外回りコースは3レースの番組があったが、逃げ切り勝ちは1頭もいなかった。

 芝1800メートル外回りで行われた3歳500万特別の9R・あやめ賞では5番人気のナイトオブナイツがメンバー最速となる上がり3F33秒4をマークして大外一気。単勝2・1倍の1番人気馬ロワアブソリューを差し切った。内枠の馬が上位を独占した先週のマイラーズCのように、イン絶対有利の馬場ではなくなっている。 準オープンの10R・下鴨S(芝2000メートル内回り)の勝ち時計が1分58秒8。平均的な芝状態で、内外の差もない。優勝タイムは3分14秒台と想定する。

 春の天皇賞でCコースを使用するのは今年で5年連続になる。Vパターンは2周目の3コーナーまでに好位置へポジションアップし、そのまま下り坂に突入。そこでさらに勢いをつけてゴールする形が望ましい。

 スタミナ自慢が早めに仕掛けてくるので、逃げ馬は苦戦傾向(ノーマークの馬がたまに逃げ切りますが…)。土曜に逃げ切り勝ちがいなかったことも加味し、前へ行く馬は割り引きたい。

 蛯名正義騎手(フェノーメノで13、14年連覇、昨年も伏兵カレンミロティックで3着)がポジションアップを教え込んできた昨年の菊花賞4着馬タンタアレグリアをピックアップする。下り坂で勢いをつければ、エンジンの点火が遅いこの馬にはいい刺激になりそうだ。

 昨年の菊花賞馬キタサンブラックが前日発売で2番人気。今回は目標にできる強みと、距離延長で逆転可能とみた。何より道悪はからっきしの馬で、希望通り良馬場でやれるのがいい。大トビの馬がうまく坂を利して加速し、大仕事をやってのける。(デイリースポーツ馬場解析班)

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