【芸能】佐野岳「スポ男」Vの陰に…
芸能界のスポーツ能力自慢が集うTBS系スペシャル番組「究極の男は誰だ!?最強スポーツ男子頂上決戦」。23日に放送された第5弾で優勝したのが俳優の佐野岳(23)。実に6種目中4種目で優勝するという圧勝劇で、体力もさることながら、強靱(きょうじん)な精神力も見せつけた。その裏には出演していた大ヒットドラマ「下町ロケット」の影響が見受けられる。
佐野は今月20日に東京・福家書店新宿サブナード店で2016年のカレンダー発売記念イベントを開催。その際に行った会見で「スポーツ男子」にも触れ「今回は頑張ったと思います!」と白い歯をキラリ。放送前なので順位こそ明かさなかったが、好成績を残したことを示唆していた。
さらに「下町ロケット」に佃製作所の従業員・川本役で出演し、大いに感化されたことを語っていた。
「いいものをつくろうという気持ちにあふれ、プロ意識が高い人しかいない現場だった。これだけ頑張っているんだから、そりゃ視聴率がいいだろうと思った。(それに対して)自分は甘ちゃん。しっかりした人間として役ができるよう、中身から変わりたいと思った」。
上司・佃航平を演じた主演の阿部寛についても「畏れ多くて、演技についてとか聞けなかったけど、背中を見ているだけで、演技で引っ張っていってくださった」と話し、作品や出演者、スタッフとの出会いが、仕事に対する考え方を根底から見直すきっかけになったことを明かした。
実はその数カ月前、佐野は所属事務所社長から「お前は人として足りないものがある」と厳しく指摘されていた。「あんまり頑張ることが苦手だった。腹黒くて人を人とも思っていないところがあって、自分を偽っていた。そこを見透かされていた」と佐野。一念発起。夏に社長のアドバイスもあり、京都の寺で15日間修行したという。
2011年のジュノンスーパーボーイコンテストで優勝し、芸能界入り。13年には「仮面ライダー鎧武(ガイム)」に主演するなど、スターへの登竜門を次々と通過してきた。それでもイケメン枠はライバルとのし烈な競争だ。いつ足下をすくわれるか分からない。
それを証明するように、佐野は「スポーツ男子」では第1回で優勝しながら2、3回と惜敗。前回は5位にまで落ちて“肉体派”という武器すら失いかけていた。次のステップへ一歩突き抜けるため、自分を見つめ直し、挑戦した。
その熱さはまさに「下町-」の世界観そのものだ。高視聴率ドラマへの参加や寺修行によるメンタル面での劇的変化と「6月から毎日5キロ走った」という肉体的なストイックな鍛錬で、今回の栄冠を勝ち得たのだった。
(デイリースポーツ・杉村峰達)
