柔道陣の帰国に約400人が出迎え ベイカー茉秋は東京で「連覇目指す」

帰国後、メダルを胸に会見した柔道・日本選手団(前列左から)原沢久喜、ベイカー茉秋、大野将平、田知本遥(後列左から)羽賀龍之介、永瀬貴規、海老沼匡、高藤直寿、近藤亜美、中村美里、松本薫、山部佳苗=成田空港
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 リオデジャネイロ五輪の柔道日本代表チームが15日、成田空港着の航空機で帰国。到着ロビーでは報道陣80人を含む約400人が出迎えた。

 最初に男子のメダリスト7人とコーチ陣が姿を現し、誇らしげに整列して祝福の花束を受け取った。続いて女子のメダリスト5人らが盛大な拍手を浴びながら登場した。

 その後の会見では、男子90キロ級金メダリストのベイカー茉秋(東海大)がメダルを胸に、「小さいころからの夢が実現できた」とあらためて感想。4年後の東京五輪に向けては「連覇を目指します」ときっぱり言い放った。ベイカーは旧86キロ級を含め、この階級の日本勢初の五輪制覇となった。

 また、2大会連続のメダルとなった女子57キロ級銅メダリストの松本薫(ベネシード)は、「地球の反対側で多くの応援をいただきました」と感謝のメッセージを伝え、3大会連続メダルのかかる4年後に向けては「東京の選手村は今回より大きいと思う」などとジョークを交えながら、東京五輪への思いを表した。

 男子の井上康生監督は競技終了後に選手やスタッフにかけた言葉を問われ、「ご苦労さんという言葉しかなかった」と明かし、その時に見せた涙については、「最高のメンバーとやれたことへの思い」と表した。

 井上監督はまた、4年後も指揮を執るかの質問に、「こればっかりは分かりません。(ロンドンからの)4年間では出し切った」と返答。木村昌彦強化部長は「次の人事については、全くここでは考えられない」と話した。

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