レスリング・太田は銀メダル 決勝でキューバ選手に敗れる「悔しい気持ち」

決勝戦で敗れた太田忍=リオデジャネイロ(撮影・棚橋慶太)
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 「リオ五輪・レスリング・男子グレコローマン59キロ級」(14日、カリオカアリーナ)

 太田忍(22)=ALSOK=は決勝でイスマエル・ボレロモリナ(キューバ)にテクニカルフォールで敗れ、銀メダルとなった。試合後は悔し涙を浮かべるシーンもあった。試合後のインタビューでは「悔しい気持ちですね。金しか狙っていなかったので。日本に帰ってしっかり練習します」と、反省を口にした。

 太田は第1ピリオドで2度目の注意を受け、グラウンドの姿勢から投げられ、さらに返されて6ポイントを奪われると、第2ピリオドはバックを取られ、テクニカルフォール負けとなった。

 金メダルを逃して反省を口にした太田だが、日本男子では16大会連続のメダル獲得(不参加の1980年モスクワ大会を除く)を決めた。「ここで優勝して金メダルを獲得したいという思いでやってきたので、プレッシャーなどは感じていませんでしたけど、結果的に伝統をつなぐことができて一安心という気持ちと、銀メダルという結果なので、まだまだだなという気持ちですね」と、心境を吐露した。

 太田は日体大に在籍していた今年3月、五輪アジア予選で2位に入り出場権を獲得。4月にはALSOKに入社した。素早い動きが持ち味で、海外勢からは「忍者レスラー」と呼ばれている。

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