田代、今大会日本勢初のメダルなし 涙流し「本当に申し訳ない」

 「リオ五輪・柔道女子63キロ級」(9日、カリオカアリーナ)

 女子63キロ級の田代未来(22)=コマツ=は、準決勝、3位決定戦で敗れて5位に終わり、今大会日本勢で初めてメダルを逃した。

 なかなか顔を上げられなかった。今大会日本勢で初めてメダルを逃した田代は「こういう結果になって申し訳なく思います。勝たなきゃ意味がない。ただただ弱かった」と、涙を流しながら、唇をかみしめた。

 痛恨だったのは準決勝だ。ここまですべて一本負けで4連敗しているアグベニェヌ(フランス)と互角に渡り合った。しかし、終盤に相手の圧力に屈し、場外に出たのを消極的ととられ、残り39秒で指導を受けた。これで勝負は決した。

 女子はここまで4階級で銅メダル3つ。正式種目に採用された92年バルセロナ五輪以来となる金メダルなしのピンチに陥った。女子の南條充寿監督は「非常に厳しい。あと3階級。外国人の強い階級だが、もう一度心の準備をさせて臨みたい」と、危機感をにじませた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

五輪最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    デイリーおすすめアイテム

    注目トピックス