手倉森監督3戦目へ「勝ってみせます!」

 「リオ五輪・サッカー男子・1次リーグ、日本2-2コロンビア」(7日、アマゾニア・アリーナ)

 日本は先に2失点する苦しい展開を追いつき、ドローに持ち込んだ。しかし、日本の試合前にナイジェリアが2勝し1次リーグ突破が決定。コロンビアが勝ち点2、日本とスウェーデンが1となり、自力での1次リーグ突破はなくなった。手倉森監督はスウェーデン戦へ「勝つしかない。勝ってみせます!」と力を込めた。

 前半からサイド攻撃を中心に試合を支配したが、11分の矢島のボレーなど決定機はあるものの得点を奪いきれなかった。先に得点後半14分、コロンビアだった。日本のチェックが甘くなったのを見逃さず、グティエレス、ロドリゲスと中央でつなぎ、最後は再びグティエレス。シュートは日本選手にあたり、ゴールに吸い込まれた。

 痛恨だったのは同20分の藤春のオウンゴールだった。自陣エリア内でフリーでボールを処理しようとしたが、ボールはゴール方向へ。植田もかき出せずに失点してしまった。

 だが、日本は諦めなかった。2失点目の直後、後半22分に途中出場の大島、南野と中央をつなぎ浅野へスルーパス。これを豪快に蹴り込んで1点差に迫った。

 さらに29分、中盤でボールを持った中島が相手GKが前に出ているのを見極めてカーブをかけたループシュート。頭上を抜いて同点とした。

 その後も日本は勝ち越しを目指したが、初戦で引き分けているコロンビアは無理に前に出てこなかった。終了間際に南野のロングボールを浅野が受けてシュートしたが相手GKに防がれた。

 手倉森監督は「勝ちたかったですけどね。内容もよかっただけに」と悔しさをにじませた。3試合目のスウェーデン戦に勝ってもコロンビアの結果待ちという状況になったが、「可能性が残っただけ、国民の皆さんには楽しんでもらえる時間ができたかなと思います。まずは戦いながら強くなっているなという手応えを3戦目で証明できれば」と前を向いた。

 内容については「(点を)取りに行くしかないというところで、攻撃的精神で前からのプレスと前からの仕掛け。選手は最後まで今日の全力を出してくれた」と選手をたたえた。先発をナイジェリア戦から4人変更したことについては、「みんなで体力(消費)を分散しながら戦っていく。ディフェンスラインは5失点したけど、自信を取り戻せと(送り出した)」と語った。

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