“不屈のランナー”デリマ氏が聖火最終走者 04年アテネで妨害受けながら銅メダル

 「リオ五輪・開会式」(5日、マラカナン競技場)

 聖火の最終走者は、04年アテネ五輪男子マラソンでコースに乱入した男の妨害を受けながらも銅メダルを獲得したバンデルレイ・デリマ氏(46)だった。「潔いスポーツマン精神」が評価されて国際オリンピック委員会(IOC)から「特製メダル」を贈られた不屈のランナーが南米初開催の五輪で大役を務めた。

 大歓声を浴びながら笑顔で階段を上り、特別な演出はないまま点火すると、夜空に花火が打ち上がった。アテネ大会から12年。当時もトラブルに巻き込まれた不満を口にせず「メダルが取れて幸せだ」と困難に立ち向かう強さを見せたランナーが再び輝いた。

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