片山晋呉が1回戦完敗 ショットが制御不能に…リオ五輪大丈夫?

 「男子ゴルフ・ネスレマッチプレー・レクサス杯・第1日」(29、恵庭CC=パー72)

 リオ五輪ゴルフ日本代表の片山晋呉(43)=イーグルポイントGC=が1回戦で、深堀圭一郎(47)=フォーラムエンジニアリング=に3ダウンで敗れた。ショットが絶不調で勝負にならず、「何が何だか分からない」と嘆き節。五輪前最後の実戦で復調の兆しを見つけられぬまま、リオへ向かうことになってしまった。

 片山は序盤から大量リードを許し、ほぼ見せ場もなく散った。まさかの1回戦敗退。「ショットが思うようにいかない。また(不調の)トンネルに入ったね」。ショットが制御不能に陥り、その改善点さえ分からぬ現状が苦しく情けなかった。

 深堀の3アップで迎えた16番パー3で、1打目をグリーン左へ外した。バーディーだけが必要な勝負どころで、あっけなくミスショットした。2週間前に優勝した北陸オープンで好調の兆しをつかんだはずが、「違ったみたい…」。その表情は暗く、沈んでいた。

 ツアー通算29勝、生涯獲得賞金20億円を誇る実力者。不調なりにスコアをまとめる腕はあっても「それじゃ、(五輪では)通用しない。だから(ヒントを)必死こいて探してるけど、見つからない」と珍しくこぼした。

 本大会まであと13日。片山のメダルロードに暗雲が立ち込めた。

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