粘ってドロー、巨人3連戦3連敗回避

9回、同点の犠飛を放つ原口(撮影・飯室逸平)
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 「阪神3-3巨人」(28日、甲子園球場)

 阪神が驚異の粘りで引き分けに持ち込み、甲子園での巨人3連戦3連敗を回避。負ければ借金生活にも突入するピンチだったが、何とか勝率5割をキープした。

 先発メッセンジャーは坂本に3ランを許したが、7回3失点と粘投。打線は、この試合まで26イニング連続無失点を続けていた巨人先発・菅野の前に、敵失で1点を返すのがやっとだったが、九回に代わってマウンドに上がった沢村に牙をむいた。

 まず先頭のゴメスが左翼席に8号ソロを放ち反撃開始。次打者・北條も左前打で続き、犠打と代打・江越の安打で1死二、三塁とチャンスを拡大した。ここで前夜プロ初安打を放った原口が代打で登場、中犠飛で同点に追いつき、沢村をマウンドから引きずりおろした。

 十回以降は両軍とも決め手を欠いて引き分けに終わったが、九回で2点ビハインドと敗色濃厚だった阪神にとっては“価値ある”ドローとなった。

 8回1失点と好投した巨人先発の菅野は、前回登板の22日・DeNA戦(東京ドーム)も7回無失点と好投。この試合でも九回に登板した沢村が同点弾を浴びて、勝ち星を消される形となっていた。

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