大相撲・宇良がボクシングに刺激受ける

 奇手・居反(いぞ)りで知られる大相撲の西幕下54枚目・宇良(23)=木瀬部屋=が5日、エディオンアリーナ大阪で行われたボクシングを観戦した。大阪に帰省中、後援者に誘われ、兄弟子の高立とともに訪問。「僕もプレーヤー側なのでね。試合が(メーンに)進むにつれてパンチのスピードが上がってくるんですね」と、格闘家目線で刺激を受けた。

 ボクシングは漫画「はじめの一歩」で読み、知識がある。前東洋太平洋バンタム級王者・川口裕(28)=グリーンツダ=の再起戦には「関取から序二段に落ちた感じかな」と、相撲の番付に例え、楽しんでいた様子。

 セミファイナルに登場した田中一樹(22)=グリーンツダ=は同い年で枚方市出身。自身は隣の寝屋川市出身で親近感も沸き応援。「4戦目で8回戦はすごいですね」と自身と同じく、スピード出世に感心していた。

 今年の春場所で関学大から初の角界入りし、本割ではわずか2敗。先場所の九州場所では優勝決定戦で敗れたものの、本割は7戦全勝し、来場所は幕下上位へ昇進する。

 「信じられないくらい出世が早い。体をつくりながら、番付を上げていくつもりが追い付かない。3年前は僕は65キロでしたよ。このあたり(ボクシングのウエルター級)と一緒ぐらい」とうれしい悲鳴。関取も視野に入る来年へ向け、今は食べることが稽古。「頑張ります」と、気持ちを高めた。

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