振分親方、同郷の音羽山親方を追悼

保護者との懇談会で質問に答える振分親方(東京・文京区の駕籠町小)
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 大相撲の振分親方(元小結高見盛)が27日、東京・文京区の駕籠町(かごまち)小学校で行われた東京都が主催する「こころのチャレンジプロジェクト」で、小学生にあいさつの大切さなどを伝えた。これはオリンピアンなどトップアスリートが、スポーツを通じて学んだ大切なことを子どもに伝えるイベント。

 振分親方は約270人の全校生徒に、ケガで苦しんだ現役時代に我慢することの大事さや、礼に始まり礼に終わる相撲道の礼儀などを熱心に語りかけた。スポーツ体験のコーナーでは、相撲の基本動作である伸脚、四股、股割りを実践しながら教え、最後は各学年の代表と相撲を取って汗びっしょりになりながら子どもたちと触れ合った。

 終了後には児童の保護者との懇談会も設けられた。しつけに対するアドバイスを求められると、「親は子どもの背中を見て育ちます。見守りながら、あまり干渉せず、かといって突き放さないのが大事だと思います」と愚直な土俵人生を貫いた親方らしい答え。すべてのプログラムを終えると、「初めてのことだったので緊張しました。点数?50点くらい。でも、子どもたちから元気をもらいました」と笑顔を見せていた。

 また、20日に急性心不全のため死去した元大関貴ノ浪の音羽山親方(享年43)については、「同じ青森県出身で、自分がテレビで見ていた時から大関で活躍されていた。いつも気軽に話しかけてもらっていたので、心が痛みます」と沈痛な表情で話した。

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