「サッカー女子・リオデジャネイロ五輪アジア最終予選、日本１－０北朝鮮」（９日、キンチョウスタジアム）

　事実上の佐々木則夫監督による最終戦を日本が勝ち切った。すでにリオ五輪出場を逃していたが、２勝１分け２敗で今大会を終えた。五輪切符を逃したことについて、佐々木則夫監督は「責任をとる」と退任を示唆した。

　前半はぬれたピッチで思うようにパスをつなげられず攻めあぐねたが、後半から投入された岩渕が同３５分、左サイドを崩した宮間からのクロスに頭で合わせて先制した。終了間際のピンチを全員で守り抜き、勝ち切った。

　試合後の場内インタビューで、佐々木監督は自身の進退について、「ここで切符をとれなかったのは僕のせいですから、しっかりと責任をとって…。新たななでしこジャパンを後押ししてください」と語った。

　応援してくれたサポーターに対しては、「どうもありがとうございます。本当に今日は雨の中、リオの切符をとれませんでしたけど、選手たち本当に頑張ってくれました。ご声援、本当にありがとうございます」と感謝した。

　日本サッカー協会の首脳はなでしこジャパンについて、新体制とすることを明言しており、佐々木則夫監督はこの試合で退くことが確実視されている。