ハリル監督、未勝利も強気崩さず

 「東アジア杯、日本1-1中国」(9日、武漢)

 日本は1敗2分けと未勝利で勝ち点2に終わり、大会史上初の最下位という屈辱にまみれた。それでもバヒド・ハリルホジッチ監督は、「2、3日前にしっかりこちらに来ていればすべての試合で勝てたと思う」と、あくまで苦戦の理由を過密日程によるコンディショニングに求め、強気な姿勢を崩さなかった。

 この日の中国戦でも、中盤でボールは支配したものの、永井、川又といったFW陣がことごとく相手DFに阻まれ、得点機を演出することすらできなかった。それでもハリルホジッチ監督は、「今日の試合はかなりいい試合をした。勝てる資格はあったと思う。徐々に向上している。フィジカル的にもフレッシュな状態だった」と一定の評価を下した。

 大会前から、過密なスケジュールについては議論があった。とはいえ、「結果としては未勝利に終わっただけに「課題はたくさんあります。それは解決していこうと思っています」とつぶやくように話した。

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