日本、武藤のゴールで同点に追いつく

 「東アジア杯、日本-中国」(9日、武漢)

 この試合に勝たないと最下位が確定する日本は、中国に先制を許したものの、MF武藤雄樹(浦和)の2試合連続となるゴールで1-1と追いついた。

 前半41分、DF槙野智章(浦和)から出た左サイドへのパスを、DF米倉恒貴(G大阪)が駆け上がって受け、ダイレクトで中央へ折り返し。これに走り込んだFW武藤がワンタッチでゴール左スミへ同点ゴールを突き刺した。

 前半10分には、中国に右のサイドからエリア内でパスをつながれ、最後はゴールほぼ中央、ペナルティーエリア外で、走り込んできたFW武磊に豪快なミドルシュートを決められた。追いかける展開でパスミスなどが目立ったが、前半終了直前で何とか同点に追いついた。

 日本は試合前まで勝ち点1で、得失点差は-1。この試合前に行われた韓国-北朝鮮は0-0の引き分けに終わったため、韓国が勝ち点5で得失点差が+2、北朝鮮が勝ち点4で得失点差が-1となった。

 国際サッカー連盟(FIFA)ランキングは日本が56位、中国が79位。通算対戦成績は日本の11勝6分け7敗で、1998年のダイナスティ杯で敗れて以来、8戦して4勝4分けと無敗を続けている。

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