東アジア杯代表に鳥栖・藤田を追加招集
日本サッカー協会は30日、J1浦和のMF柏木陽介が東アジア杯(8月2日開幕・武漢)の代表メンバーから離脱して、J1鳥栖の藤田直之を追加招集することを発表した。
柏木は29日のリーグ甲府戦で左内転筋を痛めて負傷交代。試合後、成田市内のホテルに移動して代表チームと合流したが、代表チームのドクターなどの診察を受けて、離脱が決まったという。中国出発前の成田空港で取材に応じた日本協会の霜田技術委員長は「(ハリルホジッチ)監督も言っていたが、浦和で良いプレーをしていただけに残念」と語った。
柏木自身は、甲府戦後に「2、3試合目に出られるのならば代表に行きたい」と意欲を示していたが、同委員長は「過密日程の中で無理をさせて、クラブのパフォーマンスに影響が出ることは良くない」と決断の理由を明かした。
柏木に代わって追加招集された藤田については「鳥栖でもコンスタントにプレーしているし、キャプテンシーも発揮している。代表に新しいものをもたらして欲しい」。また、同委員長はGK権田修一(FC東京)がコンディション不良のために、チーム合流が遅れることも明かした。