なでしこ前半0-0…支配率は上回る
「カナダ女子W杯・準々決勝、日本-オーストラリア」(27日、エドモントン)
サッカー女子W杯連覇を狙う日本代表は27日(日本時間28日5時開始)、エドモントンのコモンウェルス・スタジアムでオーストラリア代表との準々決勝に臨み、前半を0-0で終えた。
24日の決勝トーナメント1回戦・オランダ戦とまったく同じメンバーで臨んだ日本は、前半から積極的にパスをつなぎ仕掛ける。再三ディフェンスラインの裏を狙ったFW大野忍(INAC神戸)がシュートチャンスをつくり、主将のMF宮間あや(岡山湯郷)の両足からも多彩なセットプレーが演出されたが、ネットを揺らすことはできなかった。FIFA公式サイトによると、ボール試合率は日本が60パーセントに対し、オーストラリアは40パーセント。勝負は残り45分に委ねられた。
FIFAランキング4位の日本に対して、オーストラリアは10位。通算戦績は日本の9勝5敗7分けだが、佐々木則夫監督が就任した2008年以降に限ると6勝1敗1分けと、圧倒的に分がいい相手。しかし今大会のオーストリアは、米国、スウェーデン、ナイジェリアの激戦となったD組を米国に次ぐ2位で突破し、決勝トーナメント1回戦では優勝候補の一角と見られていたブラジルを1-0で破るなど勢いがある。
