なでしこ2大会連続8強 最後ヒヤリも

 日本-オランダ 後半、2点目のゴールを決め、喜ぶ阪口(右から2人目)らイレブン=バンクーバー(共同)
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 「カナダ女子W杯・1回戦、日本2-1オランダ」(23日、バンクーバー)

 日本が2-1でオランダを振り切り、優勝した前回大会に続く2大会連続のベスト8進出を決めた。

 前半10分にDF有吉佐織(日テレ)が攻撃参加から、大儀見のヘディングがバーに当たったはね返りを右足で蹴り込み先制。後半33分にはエリア内でのパスワークからMF阪口夢穂(日テレ)がカーブをかけた左足ミドルを決めて2-0とした。

 しかし、後半ロスタイム2分にオランダのFWファンデフェンのヘッドを海堀が胸で落としてからキャッチしようとしたのか、ボールを後ろにそらしてしまい失点。残りわずかな時間にオランダの猛攻にさらされたが、日本が逃げ切った。

 佐々木監督は試合後のテレビ中継によるインタビューに、「すいません。最後、いつもいつも、ハラハラドキドキさせてしまいました」と苦笑いで勝利を振り返った。「もう少しシンプルなミスがなければ合格点。一つ一つ、上がっては来ていると思う。次につなげたい。リードしていれば相手はかさにかけてきます。それをどう冷静に対応していくか」と課題を挙げた。

 日本の次戦は27日(日本時間28日午前5時)にオーストラリアとの準々決勝となった。中3日での試合へ、「やっとベスト8ですから。ベスト4目指して、日本で応援してくれる皆さんのためにも精いっぱい準備をしたい」と語った。

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