「Ｊ１、Ｇ大阪３－２清水」（１２日、アイスタ）

　昨季３冠のＧ大阪がアウェーで清水と対戦し、２点リードを追いつかれる苦しい展開だったが、最後は日本代表ＦＷ宇佐美貴史（２２）が決勝ゴールを決めた。

　前半２９分に右足で先制ゴール、２－２の同点にされた後半３５分にもドリブルで切れ込んで右足で決勝弾を決めた宇佐美は、試合後にブログを更新。ＦＷパトリックらと笑顔でサムアップポーズを決める写真も添えて「なんとか勝てました。次も勝てるように頑張るだけです」と書き込んだ。

　続けて「東君（※注・東口）は今まで５、６点分ぐらいスーパーセーブで防いでくれてるスーパーなＧＫです。今日の３点目はいつもの恩返しみたいなもんですね。　まあでもなんか奢ってもらおかな。笑」と、冗談交じりにつづった。

　２－１の後半１９分、日本代表にも選出されたＧＫ東口がボールを奪われ、清水ＦＷ大前に同点ゴールを決められた。名手のミスを補う決勝ゴールには、エースの自覚と優しさがたっぷり詰まっていた。