【一問一答】ハリル監督「素晴らしい」

 ウズベキスタンに大勝し、記者会見するハリルホジッチ監督=31日、味スタ
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 「JALチャレンジカップ、日本5-1ウズベキスタン」(31日、味スタ)

 日本代表のハリルホジッチ監督が多くの選手をテストしながらの快勝を上機嫌で振り返った。

 以下、監督会見での一問一答の要旨。

 (試合後の感想)

 「良い試合をしましたし、良いアクションがたくさんありました。後半は効果的で素早い攻撃ができた。何点か取れましたし、スペクタクルなものでした」

 「2試合を準備するのは簡単ではありませんでした。2試合で27人のプレーヤーを使いました。これはものすごいリスクです。しかし、ハーモニーを持って、競争心を持ってプレーしてくれました。後半から入った選手も点を取りました。本当に素晴らしい出発だと思っています」

 「ただ、まだ何かを成し遂げたわけではありません。本当にまだ、たきつけないでください。こんなに5点も取ることはできません。このたびは例外的に多くの点を取れたので、スペクタクルな試合ができて選手、皆さんに感謝したい」

 -ここからメンバーは固めるのか。

 「20人のフィールドと何人かのGK、これを多くの可能性を持って使いたい」

 「それから、できるだけ現地で直接見て、だれがパフォーマンスが良いかを決めたい。今夜見たのは競争心を持って戦ってくれた選手たちです。誰一人として外にいた選手はいません。自分の席をとりたいと思っていました。日本代表はこうやって強くならなければなりません」

 「この2試合を見ましたが、さらに2、3人、もっと面白いなという者もいました。今、20人と3人のGKを選べと言われても難しい。それだけ、選手の高いクオリティーを確信した。競争心を持たないと日本代表は上に行けない。たくさんの野心を持たないといけない」

 -この2試合での収穫は。

 「私は映像をたくさん見てきました。(日本は)アグレッシブさがないかなと感じていました。プレーのスピードが思ったよりも違ったなと思っていました」

 「ただ、合宿でアグレッシブさとコンタクト(接触プレー)をやってきました。高いレベルのものをやってくれた。特に強調したのは前に行くスピードです。この2試合でかなり多くのチャンスをつくったと思います。私が思っていたのは、このチームはもっと早くもっと強いチームになる。それによりスペクタクルでより効果的なサッカーになる」

 -W杯2次予選への手応えは。

 「これで終わった…というわけではまったくない。1週間ちょっとみんなと仕事をして、この選手たちはクオリティーがある。モチベーションもやる気もある。良い試合ができると思う」

 「W杯の予選突破は別の話で、もっともっと向上しないといけないと思う。W杯予選突破したいという気持ちはものすごく持っています。それが私の最初の大きな目的です」

 「いつか予選突破できれば、そのときにW杯のことを考えます。何かを成し遂げたい。何かトライしたい。もう始めていますが、勇敢さ、大胆さを持てと言っている。自信を持てと、コンプレックスを抱くなとも。もちろん強い相手に負けることがありますが、どんなチームとやっても勝てるということも考えないといけない」

 -必然的に早い攻撃は攻められる回数も増える。

 「今日は戦術上、水本をボランチに置いた。空中戦に強いかなとちょっと感じていた。最初から彼に準備しろと言いましたが、水本は驚いていました。やったことがないと。ミスすることもありますが、これが戦術です。何かを感じて行動に移す」

 「後半に水本を含めてブロックをつくって、特に左サイドから攻めるということをやっていた。そして、向こうも数的優位をつくってきたので。1失点してしまったので、(結果に)満足していません」

 「守備に関しては、ディフェンスを入れるのではなく、オフェンスを入れました。オフェンスが最初のブロックになってくれという話もした。4人、5人のオフェンスがすればいいですし、全員でディフェンスをすることもある。これが現代フットボールです」

 「今日はスペクタクル(壮観)でコレクティブ(まとまっているという意味)だったと思います。多くの人がこれを評価するのではないか。満足していない人もいるかもしれませんが」

 -前へのスピード、アグレッシブさが基本哲学か。

 「(日本は)コンプレックスを抱いています。先に高い位置から行けといった。ただ、第1ラインと第2ラインがスペースを空けていました。今回はトレーニングをほとんどしていない。ゲームによってどこか弱い点が見つかった。それを修正した。常にグラウンドの横にいて指をさしていました」

 「後半ですけど、われわれはブロックを引けといった。これはわなです。これが戦術です。相手を来させて、ボールを奪って、素早く攻めろと。それで4点取れました。いつも用意しておけよと。いつも低い位置をとって。これが戦術を操るということです」

 「予選が始まりますけど、毎試合、準備はあります。ブロックを高く保つ場合もあるし、低くする場合もあるし、真ん中に保つ場合もある。それはゲームの状況によります。いつも高い位置からしかけるわけではありません」

 「そういう戦術をアドバイスしていく。この2試合見られたが、ブロックを高い位置からと低い位置を分けました。その選手が実行していました。逆サイドが戻ってこないという時間帯がありました。私のサイドではなく、逆サイドのということで、すぐに呼んでこっちにこいよと」

 -最もスペクタクルだと思ったゴールは。

 「青山の1点目がスペクタクルでした。素晴らしいボレーでテクニックはパーフェクトでした。ただ、ほとんどの得点が素晴らしくて、柴崎のゴールもスペクタクルでした」

 「皆さん気づかれたと思いますが、チームの考え方です。岡崎が(柴崎がシュートした)ボールについていきました。岡崎が点を取りそうになったんですが、わざと柴崎に点を取らせました。これは素晴らしい。珍しい。どこにも存在しません。素晴らしいこと。これが一番スペクタクルかもしれません。チームのために彼はああいう行動をしました」

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