ハリルホジッチ新監督 27日指揮OK

ハリルホジッチ新監督の正式就任を発表する原博実専務理事=東京・JFAハウス(撮影・堀内翔)
2枚

 日本サッカー協会は12日、都内のJFAハウスで理事会を開き、代表監督の後任として、ボスニア・ヘルツェゴビナ出身でフランス国籍のバヒド・ハリルホジッチ氏(62)の就任を発表した。

 同氏は13日に来日予定で、協会は来日後に正式契約を結ぶ方針だ。

 11年にアルジェリア代表監督に就任した同氏は、14年W杯ブラジル大会でチームを初の16強に導いた。決勝トーナメント1回戦では、優勝したドイツを相手に0-0で延長戦にもつれ込む接戦を演じた。結果的に1-2で敗れたものの、こうした手腕は高く評価された。

 コーチにはジャッキー・ボヌベー氏(53)=フランス、フィジカルコーチにはシリル・モワンヌ氏(44)=フランス=の就任が発表された。2人はハリルホジッチ氏が14年に監督を務めていたトラブゾンスポル(トルコ)でもスタッフに入っていた。モワンヌ氏は14年W杯のアルジェリア代表スタッフでもある。

 GKコーチはアギーレ前監督の体制から引き続いて、リカルド・ロペス・フェリペ氏(43)が務める。

 この日、行われた理事会の冒頭でハリルホジッチ氏の監督就任が承認された。ハリルホジッチ氏側に連絡が行き、その後に就労ビザを取得したことを日本協会側が確認。あす13に来日予定だという。27日のチュニジア戦(大分)、31日のウズベキスタン戦(東京スタ)の指揮について、霜田正浩技術委員長は「間に合います」と明言した。

 霜田技術委員長は選考理由として「彼の仕事に対する高い意識、勝利への執着心、結果を成し遂げるために一切の妥協をしないこと」を挙げた。そして、ハリルホジッチ氏の「高い意欲で新しいプロジェクトをやりたい」「勝利するために手を抜かず、やれることはすべてやる。勝利をするためには完璧主義者でありたい」という言葉を紹介。ファン、スポンサーに対して、「勝ったところを見せたい」と勝利を追求することを強調した。

 契約期間、年俸は明らかにしなかったが、18年W杯ロシア大会に向け「目標はもちろんそうです。そのために連れてきた監督なので」とW杯を強く意識し、発言した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    スコア速報

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス