なでしこL選手にセクハラで総監督解任
J2千葉、なでしこリーグ市原・千葉レディースを運営するジェフユナイテッド株式会社は12日、選手へのセクハラ行為があったとして、市原・千葉レディースの上村崇士総監督の解任を発表した。クラブが記者会見を開き経緯を説明した。
クラブ側は外部の弁護士による調査でセクハラの事実を認定。「重大なセクシャルハラスメント行為があった」として同氏との契約を解除したことを発表した。弁護士によるヒアリングが行われた末に処分が下されたという。
クラブ側の説明では、8月中旬に選手から被害者から女性コーチに対して、セクハラ被害の申し出があった。今年に入ってから同じ選手への複数回のセクハラを認定。8月下旬に事態の重大性を考慮してコーチが被害者の了解を得た上でマネジャーに報告。被害状況をヒアリングした。
8月29日に島田社長とレディース部門担当の取締役が報告を受けて調査実施を決定、顧問関係のない外部の弁護士に調査を依頼した。
9月11日に依頼を受けた弁護士が「セクハラ行為があった」という事実を認定。12日付でクラブは上村氏との契約を解除した。
島田社長は自身の役員報酬20%を3カ月自主返納することを明らかにした。
会見では上村氏がセクハラ行為を認めたのか、否認したのかについて質問が出たが、出席した島田社長、調査をした弁護士ともに明確に回答しなかった。