猪木氏「リングの友として冥福」 赤ではなく黒のマフラー
40年前にムハマド・アリ氏と日本人で唯一対戦した元プロレスラーのアントニオ猪木参院議員(73)は4日、東京都内でアリ氏の死去について記者会見し「人生を闘い抜いたリングの友として、ご冥福をお祈りしたい」と話した。険しい表情で、マフラーはいつもの赤ではなく黒だった。
1976年6月26日に日本武道館でボクシングの世界ヘビー級王者だったアリ氏と「格闘技世界一決定戦」として闘った。試合は互いが警戒するあまり、寝た姿勢でキックを放つ猪木氏の周りをアリ氏がフットワークを使って動き回る展開に終始した。見せ場のないまま引き分けの判定となり「世紀の凡戦」と酷評された。





