東洋王者・竹中佳がメキシコ合宿に出発
ボクシングの東洋太平洋女子ライトフライ級王者の竹中佳(高砂)が28日、世界初挑戦を見据えたメキシコ合宿に向け、成田空港発の航空機で出発した。
竹中は2014年4月に神戸で行われた決定戦でヨッカオ・ローエイシティジム(タイ)に4回TKO勝ちして王座を獲得。2度の防衛に成功し、通算戦績は11戦全勝(3KO)。IBFライトフライ級1位を筆頭に他団体でも世界ランキング入りしており、初の世界挑戦を視界にとらえている。
6月中旬までメキシコ市のジムで強化合宿を行うだけでなく、6月10日(日本時間11日)には現地で、WBA女子世界ミニマム級王者のアナベル・オルティス(メキシコ)とエキシビションマッチを行う。陣営の山下忠則会長は「世界戦で通用するテクニックをメキシコで身に付けたい」と今夏にも予定する次戦で世界初挑戦を実現させる考えだ。
また竹中がエキシビション戦を行う同じリングでは、同僚のWBC女子世界アトム級6位の岩川美花(高砂)が元メキシコアマチュア王者の強豪であるブリサ・エルナンデス(メキシコ)とのチャレンジマッチも予定されている。