河野の相手インタノン 自信をのぞかせる
「ボクシング・WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(27日、大田区総合体育館)
王者・河野公平(35)=ワタナベ=に挑戦する同級7位のインタノン・シッチャモアン(29)=タイ=が22日、東京・西五反田のワタナベジムでミット打ちやサンドバッグなどの練習を公開した。減量は順調で「あと3ポンド(約1・3キロ)ほど」と言う。
河野については「ビデオを何本か見た。強いチャンピオンだと思う。コンビネーションがよく、タフな印象。前回の亀田戦のできの良さには驚いた」とたたえながら「河野がKOすると言っているのは知っているけど、何が起きるか分からないのがリング」と、自信ものぞかせた。
母国では、2階級上のスーパーバンタム級などの選手と190ラウンドのスパーリングをこなしたという。元2階級制覇王者デンカオセーン・カオウィチットらを育てたアナン・トレーナーは「河野は前に出てくるファイターなので、力負けしないよう大きい選手とやらせた」と説明した。
インタノンは09年以来3度目の来日(2戦2敗)。河野がタイ人とは6戦して全勝中と聞かれると「何人に勝ったというのはあまり関係ない。今回は別の試合ですから」といなし「河野選手対策については、リングの上でお見せします」と、静かに話した。




