FMW対UWF対抗戦 デスマッチ決定

 FMWは12日、都内で会見を行い、FMW連合軍対UWF連合軍全面対抗戦(27日、東京・後楽園ホール)のメーンイベント・大仁田厚、雷神矢口、NOSAWA論外、保坂秀樹組(FMW)-船木誠勝、高山善廣、冨宅飛駈、アレクサンダー大塚組(UWF)戦を、レフェリーが特に危険とみなした行為以外はすべてOKのデスマッチで行うことを発表した。会見で大仁田が大塚を説得して、両者が合意した。

 肉体のみの戦いを追求してきたUWFを得意のデスマッチに引き込みたい大仁田は、「Uと言われるジャンルからすると、有刺鉄線はまったくもって無意味。興味はない」との姿勢を見せた大塚と舌戦を展開。「あなたの20周年(興行)にオレは上がったわけだから、ウチのリングに上がるときは有刺鉄線を好きになってくれないと辛いんだけど。イエスと言ってくれたら僕も素直にありがとうと言える」とやんわり主張すると、大塚は「有刺鉄線は嫌いでしかないけれど、そういう言い方されれば。僕にしても、Uの諸先輩方にしても、リングに上がればすべて闘いとして戦ってきてる」と徐々に態度を軟化させた。

 大仁田がストリートファイトを説明し、「レフェリーが特に危険とみなした行為以外はOKでどうでしょうか、アレクさん?」と問いけると、大塚は「ノールールで言えば、逆にそちらが損な気がしますけどね。何でもありですよ、僕たちがやってきたことは」と返答。大仁田が「もうなんでもアリでいいですかね?」と、もう一押しすると、ついに大塚は「そちらの土俵で闘いましょう!」と宣言した。

 さらに、大仁田が「アレクさんたちが逃げるとは思っていないけど、公式の場で公にしとかないと。腹痛い、風邪ひいた、インフルエンザだと言われるとさ」と迫ると、大塚は「そんなこと言うわけないでしょ!」と声を荒らげ、大仁田が「こうやって来てもらったのは他でもない。あなたが認めてUの全員が認めたと思ってよろしいんですね?」と、しつこく念押しすると、大塚は渋い表情で「…もちろん」とポツリ。リング外の“前哨戦”は大仁田の貫禄勝ちに終わった。

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