柴田直子がV5前哨戦を3回TKO勝利

 「女子ボクシング・8回戦」(10日、草加市文化会館ホール)

 IBF女子世界ライトフライ級王者、柴田直子(35)=ワールドスポーツ=が、5度目の防衛戦の前哨戦を行い、タヌトン・ソークナウォン(17)=タイ=を3回1分22秒TKOで下した。柴田は15勝(5KO)3敗1分、タヌトンは8勝(2KO)3敗とした。

 力の差は歴然だった。1回からプレスをかけ、左右のボディーからストレート、フック、アッパーなど多彩なコンビネーションで支配。2回には左右のボディーからの連打でダウンを奪った。3回もボディーからの右で倒し、最後は強烈な左ボディーで決めた。

 「(相手は)11戦で8勝と聞いていたし、もっとガンガン来るかと思ったけど…」と物足りなさそう。しかし、自分の動きについては「くっついてからの回転はよかったと思う。左ボディーと左フックは勉強していた」と振り返った。

 7月か8月には東洋太平洋女子ライトフライ級王者の竹中佳(30)=高砂=との指名試合が決まっており、「絶対に勝たなきゃいけない試合だった。しっかりKOできたし、いろいろ試せてよかった」と笑顔を見せた。

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