グワップ協栄ジムがオープン
協栄ジムなどに所属した元日本ライト級王者の大山鋭士氏(53)が千葉・市川市に「グワップ協栄ジム」(営団地下鉄東西線・行徳駅から徒歩3分)を開き、9日に関係者を集め、記念パーティーを開いた。
大山会長は17歳でプロデビュー。27歳で日本王座を獲得したが、防衛することなく引退。その後、渡嘉敷ジムで8年間、協栄ジムで4年間、トレーナーとして活躍した。
「今回、縁があってジムを任されることになりました。グワップとは英語のスラングで『一攫千金』。まだ、選手は1人もいませんが、できるだけ早くプロをつくって、いずれはチャンピオンを出したい。協栄の名に恥じぬよう頑張る」と話した。
渡辺均日本ボクシング協会長(ワタナベジム会長)は「日本のボクシング界は男女多くの世界王者がいて活況ですが、ジムの経営はなかなか大変。大山会長にはこれまでの経験を生かして頑張ってほしい」とエール。
浜田剛史帝拳ジム代表は「大山会長とは30年前、お互いに世界を目指していた。当時、ボクシングは体で覚えるものだったが、今はコンピューターがあり、選手の気質もファンの意識も変わった。選手の育成は難しくなったが、大山君には時代に対応する能力がある。日本ボクシング界を盛り上げていこう」と激励した。
また、駆けつけたIBF世界スーパーバンタム級1位の和気慎吾(古口)が、日本フライ級12位の山下賢哉(同)と3ラウンドのスパーリングを披露した。


