和気、世界前哨戦KO宣言
「ボクシング・10回戦」(17日、後楽園ホール)
56・2キロ契約10回戦の前日計量が16日、都内の日本ボクシングコミッションで行われ、IBF世界スーパーバンタム級1位で次期指名挑戦者の和気慎吾(28)=古口=は100グラムアンダーの56・1キロ、インドネシア・スーパーバンタム級王者のワルド・サブ(26)=インドネシア=は54・7キロだった。
15年6月以来8カ月ぶりの試合となる和気は「コンディションは最高。前半に倒すつもりでいる。1ラウンドのゴングが鳴ったら全開で今持っている力を見せたい」と気合十分。「一発というより、コンビネーションをじっくり練習してきた」と、世界戦仕様のスタイルで臨む。
セコンドには古口哲会長と、トレーナーライセンスを取得した俳優・画家の片岡鶴太郎、元WBA世界スーパーフライ級王者の鬼塚勝也が付く。片岡は今回から、鬼塚は昨年6月のIBF次期挑戦者決定戦以来2度目の参戦。チーム「SPANKY(スパンキー)K」の3人が顔をそろえるのは、鬼塚の最後の試合となった94年以来22年ぶりだ。
古口会長は「片岡さんと鬼塚が付いて緊張もあるだろうけど、それで5回までで倒せれば、世界戦にゴーサインだね」と話した。
一方のサブはパンツ一枚では53・7キロとスーパーバンタムの下限に届かず、上下を着ての再計量でパス。それでも「右ストレートでオレがKOする」と強気だった。
