李 敵地タイへ 戴冠でビジネス凱旋だ

 タイ出発前に取材に応じた李(中央)。左は安東トレーナー、右は吉井会長
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 「ボクシング・IBF世界フライ級タイトルマッチ」(12月7日、フアヒン)

 敵地で王者・アムナト・ルエンロン(35)=タイ=に世界初挑戦するIBF世界フライ級10位・李明浩(32)=大阪帝拳=が30日、タイへ出発する前に大阪市内で取材に応じた。

 12月1日に誕生日を迎えるため、機内で33歳になる。行きはエコノミー席ながらベルト奪取なら帰りはビジネス席。「獲ったらOK」と吉井寛会長が自腹で“格上げ”することを約束した。

 李は「自分への誕生日プレゼントはIBFのベルトにしようと、テンションが上がっています。ほほえみの国を思い出の国にしたい」と決意を込めた。

 新王者となるイメージは何度もした。「後のことを考えても楽しみ。フライ級は結構、強い王者がいるので。日本国内の知名度で言えば井岡一翔選手」と3階級制覇王者に照準。一翔に初黒星を付けたアムナトを破れば、王座統一戦の可能性は十分にある。

 「王者になって防衛戦で井岡選手とやれたらおもしろくなる。大みそかに挑戦状をたたきつけられたら最高」とプランを描いた。

 スウェットはジムOBで元東洋太平洋女子王者・川西友子がデザインした日の丸入り。大阪帝拳では98年、辰吉丈一郎以来、17年ぶりの世界王者を目指す。串揚げ屋に勤務し、トランクスには店名「だるま」を刻んだ。

 「勝っても辞めないです。世界チャンピオンになって、串を揚げるのが夢なんです。仕事のスキルもみんなより優れているわけじゃないので、時給もそのままでいいです」。12・7、“だるまの兄ちゃん”が大金星を“揚げる”。

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