田中亮明、TKOで全日本4強入り

山内涼太(左)を圧倒してベスト4に進出した田中亮明=岩手県奥州市の水沢体育館(撮影・村中拓久)
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 「全日本アマチュアボクシング選手権・準々決勝」(20日、岩手県奥州市・水沢体育館)

 フライ級ではWBO世界ミニマム級王者・田中恒成(20)=畑中=の兄・亮明(駒大、日連推薦)が2回3分9秒、TKOで山内涼太(東農大、関西ブロック)を下し、4強入りを決めた。

 19日に続き2戦連続のKO勝利。前日は右フックだったが、この日は自慢の左ストレートがさく裂した。

 1回、左を顔面に当てスタンディングダウンを奪うと、2回にも左でスタンディングダウン。終了間際も宝刀を顔面に打ち込み、レフェリーがカウント途中で試合を止めた。

 「きのうよりは出だしから良かった。前に出てくる相手には慣れているので」と納得顔。計3度のダウンを奪い、V候補の実力を発揮。「TKOで勝つようになったのは、ここ最近。結構、倒れてくれるので成長を感じています」と話した。

 国体は4連覇したが、全日本は大学1年から2位、3位、2位。4年で悲願の頂点を狙う。「4強になれば、みんな強い。ベストを尽くすだけ」と21日の準決勝へ気を引き締めた。試合後には日本ボクシング連盟・山根明会長から「お前しかおらん。頑張れ」と、ハッパをかけられるなど、16年リオ、20年東京五輪へ向け、国内レベルで負けられない。

 弟は先に世界を獲ったが、「負けたくないとか、負けているとも、一歩下にいるとも思っていない。ベルトはかっこ良かったけど…」と兄のプライドもギラリ。弟は大みそか、名古屋で初防衛戦を行う。全日本王者の称号を手に、応援に駆け付けるつもりだ。

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