新人のUN王者・磐城またも“失神勝利”
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「ゼロワン」(11日、後楽園ホール)
5月デビューながら、早くもUN王者となったゼロワンの磐城利樹が11日、またも“失神勝利”で初防衛に成功した。9月にKAMIKAZEに挑戦し、流血でダウンしながら反則勝ちでベルトを手中にした磐城。この日の後楽園大会でも将火怒に防戦一方で、強烈なラリアートでもうろうとなったところを、とどめの首塚(ルシファーズハンマー)の態勢に捕獲された。
しかし、ここでなぜか場内が暗転。悲鳴の中、この日、次期挑戦権をゲットした“磐城憎し”のKAMIKAZEが、将火怒にムーンサルトプレスを敢行した。レフェリーが気付かないままKAMIKAZEが去ると、磐城が気力だけでカバーにいき、カウントスリー。ベルトを死守した。
何もしないままの防衛に磐城は「自分が押された場面が多くて、何で勝てたかよく分からない」と首をかしげた。次期防衛戦は11・1新木場。「ベルトを奪ったKAMIKAZEとなので、今度こそ自分の力でスリーカウントを取って見せます」と気合を込めた。