ダディ、美奈子に勝利も公開土下座

美奈子(左)に土下座をするビッグダディ・林下清志=後楽園ホール
2枚

 「WRESTLE-1 TOUR2015ファン感謝デー」(9日、後楽園ホール)

 ビッグダディこと林下清志(50)と元妻の美奈子(32)がそれぞれ別チームのセコンドについて激突した。結果はダディ陣営の「Jackets(ジャケッツ)」が勝利したが、ダディは観衆の前で美奈子に公開土下座を強制させられた。

 行われたのはUWA世界6人タッグ王座決定戦で、ダディは黒潮“イケメン”二郎、中之上靖文、吉岡世起の「ジャケッツ」、美奈子はAKIRA、葛西純、熊ゴローの「new Wild order(ニューワイルドオーダー)」についた。9月24日の発表記者会見では、ささいなことから元夫婦が言い争いに発展。しまいには乱闘状態になり会見が強制終了される事態になっていた。

 ダディはジャケッツのチームルールにのっとって、黒地に赤いストライプの入ったジャケットを着用して登場。対する美奈子はピンク色のパイプイスを持参した。客席も「清志」コールと、「美奈子」コールで応援が2分された。

 試合開始直後は両者ともリングサイドでおとなしく試合を見守っていた2人だったが、葛西の指示で美奈子がパイプイスを持ち出すと試合は急展開。ダディが飛びかかり凶器攻撃を妨害しようとしたが、容赦なく葛西がパイプイスを振りかぶる。ところが、敵陣営のはずの美奈子がパイプイスをつかんで葛西を制止した。さらに、このすきをみてダディがキックを見舞ったため、葛西が場外までダディを追いかけ回した。

 最後は黒潮がムーンサルトプレスから熊ゴローをフォールし、ダディ陣営の勝利。授与されたベルトをダディがチームメート1人ずつに手渡し、勝利の美酒に酔った。

 しかし、メーンイベントは試合の後に待っていた。

 ダディ「結局、こういう結果だろう」

 美奈子「あんた待ちなさいよ。あんたさっきさあ、葛西さんのことをけったでしょ。謝りなさいよ」

 ダディ「いやいやいや。おれだって一緒に戦ってるんだよ。しょうがないよ。でもおれがやられそうになったとき助けてくれたでしょ」

 美奈子「あんたみたいなど素人を葛西さんが殴ったら大変でしょ」

 と“元夫婦”げんかを展開。そこへ、葛西が「清志さんよ。あんた、1回きりでも美奈子っちに謝ったことはあったのかい。今日はいい機会だよ。いままでのことをさ、この場で美奈子っちに謝ったらどうだい。かっこ、土下座で!」と美奈子への謝罪を促すと、場内は土下座コール一色に。たまらず、ダディは「もろもろ、すいませんでした!」と公開土下座を披露するはめになった。

 試合後、美奈子は土下座したダディについて問われると「ざまあみろ」とひと言。しかし、「すべてを水に流せるわけじゃないけど、皆さんのおかげでだいぶ、流れてきています」と若干、関係が改善していることをうかがわせた。

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