寿以輝 試合も事故も「守備悪い」?

 デビュー2戦連続2回KO勝利を飾ったボクシングの元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎(45)の次男・寿以輝(18)が21日、大阪市内で一夜明け会見を行った。

 「昨日の試合は反省が多い。手があまり出なかった。唇が腫れている」と試合映像も自宅で見て反省しきり。

 デビュー戦から1階級下で、父が3度世界王座を獲得したバンタム級への減量は「結構、何かしんどかった」と、振り返った。

 試合2週間前にはジムの帰りに自転車を運転中、よそ見していた軽トラックに衝突される交通事故に遭った。右肩に激突され、自転車のタイヤは前後輪とも巻き込まれる程の衝撃で全身を強打した。

 両肩と左膝を負傷したが、「骨は折れてないからいける」と事故2日後にはスパーリングも行った。

 事故時、寿以輝と自転車で並走しながら、軽トラを回避したジム先輩・中沢奨は「お前、ディフェンスが悪いねん」と後輩に突っ込み。ボクシングでも防御が課題のカリスマJr.は頭をかいた。

 言い訳一つせず、試合でも結果を残したが、報告をしなかったため、吉井寛会長は試合後まで事故のことを知らなかった。「試合前、やたらしんどそうにして。ミット打ちもなしにしてくれって。減量がそんなにきついかと思ってたら、痛めてた。知ってたら、スパーもやらせんかったのに」と会長。会見後に寿以輝を呼び、注意した。

 次戦は9月22日、東京・大田区総合体育館で行われるWBCバンタム級王者・山中慎介(帝拳)の前座のプランがあったが負傷もあり、東京デビューは見送り。第3戦は11月に大阪を予定する。

 「次はスカッと勝ちたい。最初からスイスイスイと。悪いとこ直して誰とやっても負けないくらい強くなりたい」と成長を誓った。

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