天龍、滑舌悪さ逆手にコメンテーター?

 ミスタープロレスこと天龍源一郎(65)が26日、引退後について語った。この日、11月15日に両国国技館で現役最後の興行を行うと発表。その後の活動について、コメンテーターを引き受けることにも含みを持たせた。

 天龍は独特のしゃがれた声質もあり、滑舌が悪いことで知られている。これまでにも、そのことを逆手にとって同じくプロレスラーの長州力と競馬実況で滑舌対決をするといった企画にも挑戦した。

 所属事務所の天龍プロジェクトは、天龍には多方面で活動させる意向を示した。天龍の娘でもある嶋田紋奈代表は「できる限り働いてもらおうと思っています。でないと、気が抜けちゃうので。第二の人生も目いっぱい楽しむために。母との時間も楽しむために。年内、年明けぐらいまではムチを入れつつと思っているんですけど」と明言。「本が出たり、DVDが出たりということもありますし。テレビもお呼びいただければ、コメンテーターとか」と、コメンテーター挑戦プランを打ち出した。

 娘のプランに天龍は「この声で何を説明したって、聞き取れないって。いらぬ手間がかかるから、それはどうかと思いますけど」と苦笑いを浮かべつつも、「僕の話を聞いて教訓にしたいという人がいたら、それはそれでいいかもしれません」と、自分の人生や言葉に興味を持つ人がいれば、という条件つきでコメンテーター業にも前向きだった。

 長州との滑舌対決については「僕は全然構わないですけど、長州選手の方は、俺(長州)はあんなに滑舌悪くないと迷惑がっているみたいで。俺自身は構わないですけど、彼の気持ちは分かりません」と長州に配慮していた。ただ、「長州選手の早口で飛ばし飛ばししゃべる日本語はちょっと理解できないところはあります」と“ライバル心”ものぞかせていた。

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