内山高志、会心のパンチ「打ち抜いた」

10度目の防衛を報じる本紙を手にする内山高志(撮影・村中拓久)
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 10度目の防衛に成功したWBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志(35)と、同ライトフライ級王座の初防衛に成功した田口良一(28)=ともにワタナベ=が7日、都内で一夜明け会見に臨んだ。

 ムエタイの元王者ジョムトーン(タイ)を強烈な右ストレートで2回TKO。無傷の顔で姿を見せた内山は「ムエタイにボクサーが負けるわけにはいかない。そのプレッシャーが一番大きかった」と、ボクシングルールながら、異種格闘技戦に臨む気持ちもあったという。

 「1ラウンド目に向かい合った時、これはやるなと思った。ただ、距離を取ってくると思ったけど、意外に顔が近かったので当たるな、と思った。1回に右で相手の目をつぶし、2回は再び右でフィニッシュ。久しぶりに打ち抜いた感じ。2発とも同じところに入った」と会心のパンチだった。

 今後は「4団体あるので統一戦や、名のある選手と海外でやれれば」と改めて希望。「(WBAフェザー級スーパー王者の)ニコラス・ウォータースは評価が高い。上げてくるなら面白そう。(WBO王者の)ローマン・マルティネスは三浦君が狙っている。(WBC同級7位の)ガンボア戦も皆さん見たいと思う」と具体的な名前を挙げた。

 田口は「(WBA同級)暫定王者のペタルコリンとやりたい。ファンが望むなら、日本人でもだれでもいい」と誰の挑戦でも受ける構え。WBA同級ランカーには、井上拓真(大橋)、宮崎亮(井岡)、木村悠(帝拳)の日本人選手が名を連ねている。

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